【SVS29 最終58位 R2029】黒花ブリランド
初めまして、としきと申します。
今期は久しぶりに最終2桁を獲ることができたので記念に構築記事を書きます。
【結果】
TN バイオレット R2029 58位
【構築】
【構築経緯】
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チョッキランド+持久ブリジュラスがミラー以外の幅広い構築に対して強く動かせると思ったので構築の軸とした。
具体的に、威嚇+チョッキ+とんぼ返りで様子見がしやすく、ウーラオスやパオジアンなどの不利対面でもブリジュラス引きで対応可能といったように、選出択で初手から後手に回らない。
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次に禁止伝説の選定だが、ランドの対面操作から安全に着地した際に高火力の押し付けで大きなアドバンテージが取れる点とブリジュラスとの相性補完の良さを評価してメガネ黒バドレックスを採用した。
バドレックスが苦手とするイーユイ・エナジーカミはランドが強く、先制技・ニトチャスケショにはブリジュラスが強い。逆にバドレックスが掛ける圧力は大きく悠長な積みを許さないのでブリジュラスを強く動かせる。
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上記3体だとミラーに対する選出パターンがないので、黒バド完全受け(カビゴン、草キョジ、べトン等)を絡めてサイクル戦をしようと考えたが結局同速ゲーになる展開が予想できたため、機械的に戦える方法を模索したところ
悪テラバーストキラフロルが、拒否されにくい初見殺しが可能であり、仮に通らなくてもバド軸は取り巻きが物理に偏る傾向があるので毒菱ステロ展開ができることから出オチすることが少ないと思い対黒バド軸への初手要因とした。
構築の匿名性を保ちながら、毒菱ステロ展開になった際に抜群の相性を誇る神速ドラテカイリューを採用。
キラフロルが悪テラバーストで初見殺しを完遂した後にメガネバド+カイリューだとパオジアンとハバタクカミの一貫ができて負けてしまうので、襷を盾に解決しようと考えた。また受け構築に対する崩し要素が欲しかったので同時に満たせる襷剣舞ウーラオスを採用した。
【単体解説】
バドレックス(黒馬) @ こだわりメガネ

テラスタイプ: フェアリー
特性: じんばいったい
性格: おくびょう
193(140)-x-101(4)-211(204)-122(12)-207(148)
アストラルビット / サイコキネシス / ドレインキッス / リーフストーム
S:最速ツツミ抜き
HB:意地パオ氷柱礫瀕死率51%
:意地ウーラ水流アクジェ瀕死率15%
:意地白バドレックスのブリラン確定耐え
HD:控えめミライのEFイナドラ瀕死率6.3%
:控えめイーユイのオバヒ瀕死率6.3%
C:残り
Sを上げてミラー勝率を50%まで引き上げるか、耐久を振って数回受けれるようにするかの選択ではあるが、悪テラスフロルを採用したことによりミラーは黒バドを選出しないことも多々あった為、他の禁止伝説に対して努力値が無駄にならないよう耐久に振った。
技構成について、メインウェポンのアスビ、ガチグマとキョジ意識のサイキネ、ディンルー意識のリフスト、汎用打点かつ相手視点で想定外の回復で試合展開を作ることができるドレキを採用。強いて言えばトリックが欲しい場面は存在したが外せる技が無いのでこの構成が結論だと思っている。
黒バドを使う上でノーマルテラスが鬼門となってくるが、ウーラオスやブリジュラスで返り討ちすることができる。このように相手にテラスを切られてアドを稼がれそうになっても切り返す手段を持ち合わせている構築がSVにおいては強いことを体感することができた。
ブリジュラス @ オボンのみ
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テラスタイプ: みず
特性: じきゅうりょく
性格: わんぱく
197(252)-125-176(76)-x-108(180)-105
ヘビーボンバー / ボディプレス / ステルスロック / ほえる
努力値調整の参考元
https://mega-salamance.hatenablog.com/entry/2024/09/02/235117
威嚇と合わせれば超強いので、特殊方面に厚く振った。当初はS操作を重要視していたのでヘビボン→電磁波採用だったがミミッキュの皮を壊せないのが致命的だったのと、瞑想カミに積ませないためにヘビボン採用とした。
コライ軸に対して選出する駒として考えていたので、テラスタイプは水。これによりコライドンにニトチャでS上昇されながら突破されてバドまで貫かれることを防いでいる。
バドレックスが悠長な積みを許さない性能をしており、攻撃技を誘う性能があるのでブリジュラスとは非常に相性が良かった。
持久力が発動していない状態で、物理積みエースとラス1対面になってしまうと無限に積まれて負けてしまうので、吠えるを駆使してそのような状況にならないよう注意しながら立ち回る必要がある。
ランドロス(霊獣) @ とつげきチョッキ
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テラスタイプ: みず
特性: いかく
性格: いじっぱり
195(244)-182(4)-111(4)-x-132(252)-112(4)
じしん / とんぼがえり / がんせきふうじ / じわれ
努力値調整の参考元
https://mega-salamance.hatenablog.com/entry/2024/09/02/235117
本当はミラー意識で少しだけSを下げるのが好みだが、厳選が面倒だったためそのまま使用した。
ほとんどの構築に初手投げして様子見をしていく。構築にキラフロルを採用することで特殊アタッカーが初手から出て来やすいのでチョッキと噛み合っていた。
個人的には相手に掛ける負荷が小さいランドロスをあまり信用できていなかったが、最強のバドレックスを作ることを意識すると、結果的に相当の負荷を掛けることができていると実感することができた。
今期は全くミライドンとはマッチングしなかったが、ブリジュラスを水テラスにしている都合上、ランドロスが氷テラバで出オチすることが即負けに繋がるので、ミライドン軸には先発では投げなかった。
キラフロル @ ゴツゴツメット
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テラスタイプ: あく
特性: どくげしょう
性格: ずぶとい
190(252)-x-156(252)-150-102(4)-106
マッドショット / テラバースト / ステルスロック / キラースピン
HB:特化
誰も使っていないキラフロル。配信で黒バドが初見殺しされている様を見て自分の構築に取り入れた悪魔。襷以外の黒バドに悪テラバが通った試合は殆ど負けなかった。
初手ウーラオスに対して、毒菱を撒いただけで終わらないように、定数ダメージ稼ぎと型判別の観点からHBに特化してゴツゴツメットを採用したが発動機会が多く強力であった。
技構成について、コンセプトのテラバ、ステロは確定、裏にカイリューと襷ウーラオスを置くことが多かったので設置物撤去のキラースピン、ブリジュラス、ハバタクカミと対面した際に抵抗することができるマッドショットを採用した。
擦り続けると警戒されて弱いので、ポケモンHOMEの使用率と常ににらめっこしていた。
カイリュー @ たべのこし

テラスタイプ: ノーマル
特性: マルチスケイル
性格: いじっぱり
193(212)-198(204)-115-x-132(92)-100
しんそく / じしん / ドラゴンテール / はねやすめ
HP:16n-1
A:11n
D:残り
毒菱ステロと非常に相性が良いと思い採用。積むタイプのバドレックス相手でもドラテで流すことができ、それを嫌ってフェアリーテラスを切られるなら神速が通るようになる2段構えができる。
バド軸が誘うディンルー、ガチグマに対して、毒菱があれば羽連打で処理することができるのが構築と嚙み合っていて強かった。
普通に汎用性が高い型なのでノマテラ神速が通りやすいミライ軸等、キラフロルと合わせなくても強いシーンも当然あった。汎用性を保ちながら特定のメタを遂行することの強さを感じた。
ウーラオス(連撃) @ きあいのタスキ

テラスタイプ: かくとう
特性: ふかしのこぶし
性格: ようき
175-182(252)-127(52)-74-80-157(204)
すいりゅうれんだ / インファイト / アクアジェット / つるぎのまい
A:できるだけ高く
S:最速カイオーガ抜き
B:コライドンのスケショ5発ほぼ耐え
最強の襷枠。当初はミライドンにステラインファ+ステラアクジェで倒す選択肢を持つためにステラで使用していたが、初手からやるとボルチェンで逃げられてゴツメ持ちに引かれたときに悲報が発生するので安易に切れないのと、使用する場面が受けループのヘイラッシャをステラインファで崩すときだけだったので、思い切って格闘テラスにしてみた。テラス変え忘れではない。
想定外ではあったが、キョジオーンに対して塩漬けのダメージを軽減しつつ、剣舞を積めばHDならテラスインファでワンパンすることができて拾った試合がある。
最終日前日に最速メガネカイオーガとミラー同速負けに屈したため陽気での採用をしたが、そんな場面は存在しなかったし、ミリ耐えされて負ける試合が2試合くらいあったので意地特化のほうが明らかに強い。
【重いポケモン】
コライイーユイ
コライと組んでいるパターンだと、バドレックスが晴れオバヒを耐えないので、その対面を作られるだけで崩壊する。
瞑想ルナアーラ・HDムゲンダイナ
上手くバドレックスを通せなかったらランドで地割れを当てるしかないと思う。
実質相手だけレギュIになる。黒バドを選出する場合はカイリューを絡めないと全抜きされ、黒バドを選出しないと他のポケモンにパワー負けする。
【最後に】
シーズン14振りの最終2桁達成は素直に嬉しいです。
今期は序盤の時点で構築を固めて、対戦を録画して何度も負け試合を見返したりとストイックに取り組むことが良い結果に繋がったのかなと思います。
記事を書いていて、ポケモンの細かい努力値調整や採用技等はまだまだ追及できると感じたので、来期も継続して頑張れたらなと思います。
ここまで閲覧いただきありがとうございました。