【SVS11 最終610位 R2000】デカグマポン

初めまして、としきと申します。

 

3シーズン振りにレート2000越えを達成できたので構築記事を公開させて頂きます。

TN ももかん R2000.958 610位

TN よかったぁ〜 宇宙

 

 

構築経緯

シーズン終盤爆増していた「ウーラカミカイリュー」のような対面構築に強く出られる並びを模索した。自分も似たような構築を使っていたが、ステロ撒きがいるかどうかで選出の仕方を変える必要があった。そこを逆手に取り、ステロ始動からの欠伸ループを押し付ける軸を考えた。ステロ撒き要因として、前述の3体に満遍なく強いデカヌチャンを採用。欠伸要因としてガチグマを採用した。この2体で水打点と地面打点が一貫することが気になったので、水オーガポンを採用。デカヌチャンの顔でイーユイや炎オーガポンを強く誘うので、第二のステロ撒きとしてディンルーを採用。構築内で欠伸やアンコールなど起点作成技を多く搭載しているので積みエースが欲しいと思い、カイリューを採用。襷枠が余っていたので理由もなくパオジアンを採用し、構築が完成した。

 

コンセプト

カイリューを通す

・ステロ欠伸サイクルで完封する

・S操作アンコールのギミックを搭載し、再現性の高い試合を行う

 

単体考察

 

デカヌチャン

デカヌチャン

特性:かたやぶり
性格:ようき
持ち物:ふうせん
テラス:フェアリー
実数値:191(244)-95-129(252)-81-125-127(12+)
技:デカハンマー / アンコール / でんじは / ステルスロック

 

初手要因とアイドル枠。S操作からアンコールする動きは強いと証明されている。しかし、対面操作→電磁波透かし→突破の動きが選出画面で見えにくく何も仕事ができないことが多かった。また、イーユイや炎ポンが選出画面にいるとかなり出しにくく、高確率で選出してくるのでその際はディンルーやガチグマを合わせていた。

ガチグマに対しては、風船を持つことでブラムを打たせつつアンコールすることで3回目は悪あがきになるのでノーマルテラスや珠で火力UPしている型は倒されても起点にすることができた。チョッキ残飯などでも悪あがきをしたら引いてくれるので裏にステロダメージを蓄積させたり、あわよくば後続に麻痺を入れることができる。正直ここまでの仕事は期待していなかった。

調整はSラインに改善の余地があり、激戦区の90族周辺なので、特性でランドやイーユイの型判別をしたり、麻痺後エナジー最速カミの上から行動できたりするので、もう少し努力値を割いてもいいのではないかと感じた。

 

ガチグマ

ガチグマ

特性:しんがん
性格:ずぶとい
持ち物:たべのこし
テラス:フェアリー
実数値:209(164)-81-176(156+)-156(4)-103(140)-78(44)
技:ブラッドムーン / だいちのちから / つきのひかり / あくび

 

最強勝ち馬ポケモン。ブラッドムーンで生まれた隙を欠伸や月の光で誤魔化す使い方が単純に強い。相手視点は見えないハイパーボイスの存在から身代わりを張りづらいため欠伸を透かされることは1回もなかった。テラス後はフェアリー単タイプになるが、それも滅茶苦茶強く、水ポンと合わせることで拘っている水ウーラオスを完封することができる。対面性能がクソ高く、HPが十分に残っていればどの相手にも仕事ができるので欠伸を駆使しながらHPを高く保ちながら突破するように心がけた。

机上論ではステロと合わせると究極に強くなると思っていたが、ステロ撒きが自由に荒らせずにガチグマが動きにくくなることがあったので、初手テラス枠として運用し裏にテラス無しで活躍できる積みエースを用意するのが強そうだと思った。実際2000チャレを決めた試合は初手からガチグマを出してイージーウィンした。

 

水オーガポン

オーガポン

特性:ちょすい
性格:いじっぱり
持ち物:いどのめん
テラス:みず
実数値:187(252)-155(4+)-116(92)-72-132(124)-135(36)
技:ツタこんぼう / じゃれつく / アンコール / こうごうせい

 

ガチグマに強く、軸の弱点を綺麗に穴埋めできる勝ち馬。貯水はタイプ相性的に死に特性っぽいように見えるが、構築にいるだけで、ガチグマ水ウーラ対面は殆どインファから入ってくるのでフェアテラガチグマが相当動きやすかった。

カイリューに対して何もできない構成だったので、じゃれつくを採用したのが初見殺し兼おしゃれ要素。ステロ→じゃれつくで致命傷を与えることができるのがよかった。ただ、火力に一切振っていないので落としきれなかったのが惜しい。ASカイリューくらいはステロ込みで落とせるように調整するべきだと思った。

構築単位でアーマーガアに打点がないが、テラスツタこんで強引に削れるのでそこまで困らなかった。

アンコールは諸説で最速にするなら採用しても面白いかなと思った。

 

ディンルー

ディンルー

特性:わざわいのうつわ
性格:わんぱく
持ち物:オボンのみ
テラス:どく
実数値:257(212)-130-194(252+)-67-100-71(44)
技:カタストロフィ / じしん / ステルスロック / ちょうはつ

 

第二のステロ枠。デカヌチャンが誘うポケモンに強く出れるステロ撒きとして採用。最後の方はディンルーから展開することが多く、デカヌがただの顔になった。2回くらいイーユイ対面で炎テラスオーバーヒートを打たれ、消し炭になっているが、その試合は勝ててるので裏の補完が良かったんだろうと思う。

ガチグマと組ませて二鋼定理みたいなことを考えたが、受けるには元タイプが強くないので、ただ水ウーラが一貫するだけだった。

 

カイリュー

特性:マルチスケイル
性格:ようき
持ち物:ラムのみ
テラス:はがね
実数値:167(4)-186(252)-115-108-120-145(252+)
技:ドラゴンクロー / アイアンヘッド / アンコール / りゅうのまい

 

エース枠。環境にいるカイリューは殆ど鋼テラスで終盤になるにつれてかなり警戒されている印象があったが、耐性変更がかなり優秀なので最後まで使った。当初はスケショで使っており、それも十分強かったのだが、「クリアチャームだったら勝ってたなぁ」→クリアチャーム採用→「ラムのみだったら勝ってたなぁ」→ラムのみ採用という経緯で最終日に臨んだ。シビレルカミ・アマエルカミのせいでバケモンが誕生した。

モットーとしてカイリューに強いカイリューが勝ち馬になれると思っているので、安定する打点であるドラクロを採用した。

アンコールが偉く、普通の型だと勝てないビルドランドに勝てたり、地震に対して後出しして縛る動きが非常に強力だった。起点作成、全抜きを1体でこなすことができるのか使用感が良かった。デカヌチャンのSラインを145に合わせておけば、アンコールを打つ時のゲームプランが立てやすいと思った。

 

パオジアン

パオジアン

特性:わざわいのつるぎ
性格:ようき
持ち物:きあいのタスキ
テラス:ゴースト
実数値:155-172(252)-101(4)-99-85-205(252+)
技:つららおとし / ふいうち / ぜったいれいど / せいなるつるぎ

 

犬。襷枠が余っていたのでなんとなく採用した。最終日2試合しか選出しなかった。

 

選出パターン

デカヌチャン+ガチグマ+水オーガポン

→実際は下記3体の内どれかは構築に入っているのでこの選出は殆どしなかった

ガチグマorディンルー+水オーガポン+ガチグマorカイリュー

→イーユイ、炎オーガポン、テツノカイナがいる場合には上記選出

ディンルー+水オーガポン+ディンルー

→受けループやサイクル構築に対して選出

 

振り返り

序盤の勝ち馬は紛れもなく襷水ウーラだったと思います。しかしHBハバタクカミが増加したことや、ガチグマのテラスタイプが移り変わったり、カイリューの流星群が流行ったり、動きにくい環境に変わったので、軸をガラッと変える判断ができたのは良かったと思いました。ただ、即興で作った構築が偶々上振れただけなので練度を挙げていく取り組みが出来なかったことが反省です。

今期の思い出は、「いろはニート」VS「よかったぁ~」です。本当はよかったぁ~ROMで結果を残したかったのですが、宇宙の彼方までぶっ飛んでいきました。

シーズン中盤にレブロンさんとマッチングした後にアーカイブを見に行ったら、「TNのインパクトが強すぎるせいでプレミした」とか訳のわからないことを言っていました。とても面白かったので、高評価ボタンを2回押したあと、メン限に入ろうか悩みました。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。